2014年12月22日月曜日

朔旦冬至

「日短きこと至(きわま)る」という意味の『冬至』。太陽が出ている時間が一年で最も短い日。そしてこの日を境に、日の光はまた少しづつ増えてゆく。

冬至は「陰極まりて陽に転ずる」日でもあります。古代の人々にとって冬至は、生命の終焉とともに、新しい命の再生と復活を象徴していました。

火を太陽に重ね合わせ、かがり火を一晩中焚きながら弱まる光の太陽を元気づけようと踊り明かす風習が欧州にはあったとか。その夜明けに見る日の出は、まさに生命の再生と復活そのものを感じさせたのでしょうね。


その冬至、今年は太陰暦の朔日でもあります。新月の冬至です。この太陰暦と太陽暦のサイクルが揃うのは19年に一度のみ。

235回月が満ち欠けする間に、地球が太陽の周りを19回ぐるぐる廻っているということです。紀元前のギリシャ人数学者メトンさんが発見したので、メトン周期と呼ばれています。


つまり今日は、新たな19年の周期が始まる日なのです。

物事を始めるのに最適な新月と、これまでの自分が終り、新しい自分が始まるといった象徴的な冬至が合わさる日。これからの自分を長いスパンで見つめ、実現したい未来像を描くのにぴったりな一日だと思いませんか。


私はこれから『未来を創る言葉とヴィジョン 〜 Yoga for Mind and Vision 〜』をテーマに、クンダリーニヨガのワークショップ。朔旦冬至にふさわしく、わくわくする未来を導く言葉とヴィジョンの力を養おう!という思いを込めています。


まずは太陽の気をたっぷり蓄えて、丹田の力をしっかり鍛えたら、広い視野と直感力を磨きます。丹田はまさに個人のパワーセンター。このセンターに力がみなぎり己を越えた直感につながると、自己表現や創造性が豊かになります。

前半はちょっとキツいけれど、なんだこりゃ的エクササイズ(これが笑えるの ^o^)があったりしつつ、洞察力と直感力に繋がる第三の目のチャクラを刺激する。そんなセットを用意しました。


そして仕上げは皆で北鎌倉の東慶寺での『ぐるぐる冬至まつり』。たのしみ〜